
BABASAKI KENJI TIBETAN THANGKA
TIBETAN THANGKA

「ご縁に導かれ感謝の道を歩む」
今から2年前になるでしょうか…。
とある私の知り合いから、突然ご連絡がありました。
「チベット仏画展が開催されているから由美子さん行ってみた方がいいと思う…。」
そして私は、
セッションの合間を縫って、会期中の個展へ行くことに。
その日は、出掛けるのを躊躇するほどの大雨。
雨の中、ギャラリーに行くと誰もおらず、
お茶を出して頂き、仏画師の先生と少しの間お話をすることに。
私は、仏画の蓮の花や雲が好きなこと。
花が描けるようになったらどんなに嬉しいだろうか と思ったことがある事を話しました。
そしてそのまま帰宅。
帰宅してから
私の心に語りかけてくる
どうしても気になる一枚の仏画があり、
個展最終日の翌日に改めてギャラリーへ行ってみると…。
先生は私の顔を見ると驚いた様子で、
「昨日、貴方に手紙を送りました。
なんだ、今日来るなら直接言えた。」と。
「蓮の花くらいなら教えてあげても良いのではと思い、手紙を送りました」
と言うのです!
そこから、私は蓮の花を描き始め、
蓮の花が描けるようになった頃。
先生から「次は何か描きたいものがありますか?」と。
私は描くことを続けていくうちに、
私の中に「描くことが好きな自分」がいたことを知りました。
そして、
描くことが楽しくて仕方がないことを
先生にお伝えしました。
蓮の花から、次の段階へ。
一年かけて
釈迦牟尼から始まり、
白多羅菩薩と教えて頂けることに…。
ご縁とは壮大で、未知なる自分との出会いもまた有り難く、私は日々感謝と共に描いています。
チベットタンカ、仏画の深遠さ、手描きならではの風合い、
長い時を経て伝承されてきた大切なすべて。
私のホームページを通して、ひとりでも多くの方に
素晴らしい仏画をご覧になって頂けたら嬉しく思います。
作品の中には、購入可能な作品もございます。
気になる作品がございましたら、作品番号と共に中谷由美子ホームページよりお問合せくださいませ。
人生を通して展開していく
壮大なご縁、すべての繋がりに感謝致します。
★チベットタンカ絵師 馬場﨑研二より
私と中谷由美子さんとの関係?と問われれば、
現在私についてきているただ一人のお弟子さん、ということになろう。
もっとも、当初は精緻で伝統的タンカを教えるつもりはこちらとしてはなく、
(私が常々言うことなのだが、タンカを習うという事は、常に私のそばに居なければとうてい無理だと初めからいう。自分はそうしなかったのだけど)
彼女は最初ただ「蓮の花が描けるようになれたら・・」と言うので、
それならば出来ないこともない、との思いで教え始めたのだが、、
だんだん進んでくるにしたがって、タンカの全てを教えてほしい、となり
こちらとしては騙された、とも思ったが後の祭り。
それが約一年前のことになろうか?
こちらとしては、もう乗り掛かった船の気持ちで、今更やーめた、などとは言える段階ではなく、まんまと乗せられた気分で続けています。
今後、こちらとしては考えられる方法を見つけながら教えていくつもりですが、なんとも厄介な生徒を持ったものだ、と言うのが正直な気持ちです。
思えば、私自身も私の先生にとっては厄介な生徒であったことは事実ですから、まあ恩返しだと思って教え続けるつもりです、どうやら本人もやる気満々ですから。
馬場﨑研二 プロフィール
1952年 長崎県佐世保市生まれ
1970年 長崎県立佐世保北高校卒業
1974年 初めて渡印
1975年 慶應義塾大学法学部政治学科卒業
1977年 再度渡印
1978年 インド・ダムラサラにて生涯の師チャンパ・ツェテン
(チャンパ・ラ)氏と出会う。
以後十一年間、師の死去まで師事。
1984年 東京・神田小川町「世界観ギャラリー」にて第一回個展開催
二千一四年・第16回にいたるまで隔年の定例個展を継続して
開催
1989年 チャンパ・ツェテン師死去
師の死後、チベット人絵師の指導にあたる。
2006年 ドイツ・ドュッセルドルフ≪恵光≫にて個展
2007年 オランダ・ロッテルダム≪ワールドミュージアム≫にて個展
2009年 30年余のインド生活を終え帰国。
京都・東福寺塔頭「退耕庵」にて帰国展を開催
以後国内各地にて個展を開催
2016年 信州長谷寺・秘仏御開帳の折に特別展を開催
2021年 画集『THANGKA』(彩流社)刊行